『TOEIC L&Rテスト最強の根本対策 PART5』
書籍情報

「TOEIC 最強の根本対策シリーズ」第2弾!
英文法が基礎から関係代名詞まで身につく、骨太のトレーニング教材
『TOEIC L&Rテスト最強の根本対策 PART5』
出版社:実務教育出版
出版年月:2018年2月
ISBN:978-4-78891-458-2
(kindle版もあり)
※「トレーニング用紙」をダウンロードできる特設サイトはこちら
※以下、読みたい項目をタップ/クリックしてください。
「Part5 にはこういう問題が出る」
「このような選択肢は引っかけなので注意」
「出題パターンを押さえておけば…」
・・・TOEIC対策と称して、こういった「テクニック」が広まっている現状に、私は危機感を覚えています。
なぜなら「英語の正しい読み方」さえできていれば、上記のようなテクニックは一切不要だからです。
また、特にPart 5では「タイムマネージメント」と称して、制限時間内に(1問当たり20~30秒程度で)問題を解く練習をさせられることもあります。
しかし、時間をかけないと読めない初級者~中級者が、急いで読んだところで、いい加減な読み方しかできません。
そういう人はまず、しっかりと時間をかけて、英文を正しく読めるようになることが大切なのです。
また、テクニックによる対策を行なった結果、スコアがアップしても……もし英語の実力がアップしていなければ、それは単なる悲劇です。
TOEICの問題はもちろんのこと、難しい英文でもスラスラと読めるようになれる、文法力・リーディング力の身につけ方を本書ではお教えします。
・TOEICで一定のスコアが必要な人
・TOEICの勉強をしているが、スコアが上がらない人
・文法力をつけたい方
・Part 5の問題を自信をもって解けるようになりたい人
・難しい英文でもスラスラ読めるようになりたい人
はじめに ~英文は難しいのではなく「分解できない」だけ~
・第1章 「本物のリ−ディング力」を身につけるための心構え
TOEICは「英語力」を問う試験ではない
TOEIC対策なんてホントは必要ない
「TOEIC高得点」より大切なことがある
楽な方に流されないために、目的を明確に
絶対やってはいけない学習方法<リーディング編>
今まで上達しなかった原因
COLUMN ETSが勧める試験対策とは?
・第2章 英文法の基礎
英文法の「しくみ」を知ろう
Step1:一番の基本は単語の「品詞」
2種類の「接続詞」を整理しておこう
品詞クイズ
Step2:次は「語句」レベルの品詞をつかもう
英文の中から骨格を見つけよう
骨格を見つけるクイズ
Step3:文の要素/文型
構文(文型)の理解を深めよう
名詞の補語を取り、SVCになりうる動詞
分類が重要なのではない
さらに押さえておくべき文型(構文)
名詞が2つ連続するケース
文型の本当の姿とは?(中級者以上向け)
COLUMN 「人称」とbe動詞の「活用」
COLUMN 「8品詞(10品詞)」が混乱の原因
COLUMN 人称代名詞と指示代名詞は何が違うのか?
COLUMN be動詞の意味は?
COLUMN 仮主語のit
COLUMN もう一つ押さえておくべき「同格のthat」
・第3章 リーディングPart 5の根本対策トレーニング
トレーニング方法について
根本対策トレーニング No.1~No.2
受動態(受け身)は日本語とかなり感覚が違う
根本対策トレーニング No.3~No.4
to不定詞は後から補足する
根本対策トレーニング No.5~No.8
形容詞の3通りの使い方
根本対策トレーニング No.9~No.17
文による後置修飾と関係代名詞
根本対策トレーニング No.18~No.20
「構造」から分かる情報はかなり多い
COLUMN 目的語が2つある場合の受動態
COLUMN 論理的なパズルを楽しもう
COLUMN カンマが使われるケースは限られている
COLUMN 挫折する人に共通する悪いクセ
COLUMN termとはどういう意味なのか?
COLUMN もう1つの構文、知覚動詞と使役動詞
COLUMN 5種類のthat
・第4章 リーディングPart 5の模擬問題に挑戦!
模擬問題を解く上での注意事項
Part 5 模擬試験で力試し No.1~No.2
時制を分解してみよう
Part 5 模擬試験で力試し No.3~No.10
COLUMN anotherとotherの使い方
COLUMN be動詞がとりうる「もう1つの文型」
その結果、スラッシュリーディングができるようになって、Part5のみならずPart7の長文を読むことさえ、苦痛が和らいでいます。
英語の本が読み切るのが勿体ないと思ったのは初めてです。
学校の先生に聞いても回答がなかった答えが、ここにありました。
中学、高校の英語を数日間でやる、なんていう本もありますが、授業で習ったわけわからん方法を何日間でやっても一緒です。
5文型なら、5文型にぴったり合う例文を眺めるだけです。
それを繰り返したり、音読したりして、長文が読めるようになりゃいいですよ、でもならない。
じゃ多読だとかいって、解決策を別のものに持っていく。
苦労して得られるものは何もないという悪循環。
この本で書いてある品詞に分解するなんて、いつまでたってもたどりつかない。
もっと早くこの先生に出会いたかった。
出会ってたら人生変わっていただろうな。
何冊か買ってみたものの、なかなか読み進められないでいました。
この本の「はじめに」を読み、そうそう、こういった本が欲しかった!と感動。
さらに、本に書き込んだり、わざわざ別にノートを作ったりしなくても、繰り返し問題に取り組めるよう、QRコードで出力できる回答用紙がついていたり。
かゆいところに手が届くとはこの事。
英語に苦手意識のある人でも、「もしかしたら自分もやれるかも」と思わせてくれる本です。
なぜなら、TOEIC Part.5の本には必ず載っている4択スタイルの例題がほぼ無いからです。(本の後方に模擬問題があります)
徹頭徹尾、文法をしっかりと解説していて「英語力があればTOEICの問題もできますよ」というスタンスをとっています。
なお、文法説明のための短い例文やフレーズは、あえてTOEIC的な単語を使わず、大半の方にとって調べなくてもわかるような簡単な単語が使われています。
読者が文法の説明に集中しやすいようにわざとやっているのではないでしょうか。
Part.5形式の問題をどんどん解いていく形ではなく、文法の解説をしっかりと読み込む必要がある本なので、なかなかハードに感じるかもしれませんが、TOEICスコアも、英語力も、という人にぜひ読んでほしいと思いました。
現に英文法を理解する根幹ともいうべき品詞と文系の概念を中心に、「これだけは外せない!」といった基礎の基礎について、実に100ページ近くの分量を割いて懇切丁寧に説明している。
そしてそれをもとに、あくまでTOEICのPart 5の形式を「借りる」形で多くの問題演習を行うことによって、本当の英文法の力が身に付く見事な仕掛けが施されている。